~季節のおもてなしとテーブルコーディネートクラス~
歴史を踏まえたレクチャーと年代物の雛人形をご覧いただきながら現代風にアレンジしたテーブルと手軽にできる季節のお食事を楽しんでいただきました。伝統行事を暦の上だけでなく暮らしの中に根付かせ繋いでいくためには今の暮らしに合わせる工夫も必要だと思います。たとえ形を変えながらも先人の行事に込められた祈りに思いを馳せ、季節の変化を感じるひとときを大切にしたいと思いました。

展示用のテーブルは半円形の塗りの組み立て式のテーブルです。中央の三段重ねの菱餅を模した重箱は京都の象彦のもので「縁高」といっておもに茶の湯で使う菓子入れです。ここでは前菜を入れるという設定です。食前酒として桃のカクテルを入れたグラスは実はグラッパなどの食後酒を飲むためのグラスです。本来の使い方の説明は必要ですが、形が可愛いので敢えて食前酒用に使いました。プレート上の漆器の小さなグラスと花びら形の漆器には前菜を小さく盛り付けます。ガラスの酒器には白酒を用意しました。

盛り付け前

盛り付け後

サラダ風春の雛ちらし / 桜ラテサワー

大根とツナの和え物 / 菜の花メンチコロッケ

桜餅(市販)と抹茶ラテ

スフレチーズケーキとコーヒー