2014年3月の食卓 花・はな・SAKURAの食卓
日本人にとって欠かすことのできない花,「桜」がテーマです。
パリで購入した濃いグレーのテーブルクロスを使うことで、全体を引き締め、
桜色の儚い色を際立たせてみました。
地模様のデザインが、洋のテイストをプラスしてシックな雰囲気のテーブルに
一役買っているかと思います。
花霞をイメージして柘榴のお酢とカルピスソーダでカクテルを各自、作っていただきました。
帆立の葉桜揚げ、菜の花の胡麻和えを前菜風に一皿に盛り込んで。
和豚の角煮にスナップエンドウと桜の花の型で抜いた山芋の甘酢漬けが添えてあります。
ワインと切り餅を入れて炊いたご飯を桜の葉で巻いて作る桜餅風ワイン結びと
宇治の萬福寺のお土産、 ひょうたんの柴漬けは予め、お重(箔一)にセットして食卓に。
白味噌の汁は紀州塗の白椀に盛って。
色とりどりの野の花を刺繍したテーブルクロスにイギリスのエンズレイのティーセットを
ディスプレイしてみました。
今年は寒さが厳しかったので、食卓上での春の訪れを楽しんでいただきました。
即席ブラマンジェ・ベリーソース掛けは楕円形の小さなグラスに入れて色も楽しんでいただきます。
クロスや折敷を変えると同じ食器も印象が全く違って見えます。