「旅する食卓」第2弾です。中世の町並みが美しく歴史と美術の街フィレンツェの食卓をイメージしてみました。
フィレンツェといったらメディチ家、メディチ家といったら食卓史の中で必ず登場する人物のひとりとしてカトリーヌ・ド・メディチが挙げられます。フランスの、後に国王となるアンリ二世のもとへ嫁ぐ際、莫大な持参金と共に当時、時代の最先端を誇るフィレンツェの文化をフランス宮廷にもたらしました。
中でも食卓に初めてフォークを登場させたと云われていることでも有名です。(フランス宮廷にフォークが定着するのはずっと後のことになります)
テーブルはフィレンツェの街で購入したテーブルランナーと陶製のレモンバスケットのフィギュアを中心にヴェネチアンガラスの花器を加え、後はイメージを優先して手持ちの器で構成しました。定かではありませんが、パン皿はフィレンツェ陶器の復刻版としてかつて購入したものです。
フィレンツェをイメージした食卓
テーブル全景
食事用セッティング(アクリル板を置いて)
オードブル 夏野菜のグリルのマリネ
おまけのひと皿パルミジャーノ・レッジャーノと年代物バルサミコ酢
ペンネ トマトソースとモッツァレラ
豚ロースの蒸し焼 マスタードソース 豆とソーセージの煮込み添え
マチェドニアとジェラート(マスカルポーネとヨーグルトのソース添え)