
今回、旅するのはイギリス、そしてテーマはクリスマスです。クリスマスといえば、クリスマスツリーが象徴的ですが、キリスト教が広まる以前からヨーロッパにあった樹木信仰とも深い関わりがあるようです。さて飾り付けをしたツリーが最初に記録に登場するのは15世紀前半、ドイツのフライブルクにおいてとのことです。その後、ツリーにろうそくを灯すことを発案したのは、マルティン・ルターだと云われています。クリスマス・イヴのミサを終え、家路に向かう途中、森の木々の間から星のきらめきが見え、その美しさに感動し、ろうそくをぶら下げたツリーを飾ったという逸話があります。イギリスではヴィクトリア女王の夫、アルバート公がドイツ出身ということもあり、宮廷にクリスマスツリーが飾られました。この様子が「絵入りロンドンニュース」で紹介されると、たちまち中流家庭に女王一家と同じようにクリスマスツリーを飾り、家族でクリスマスを祝う習慣が広まったそうです。画像はオックスフォード近くのワデスドン村にあるロスチャイルド家の邸宅の画像です。
2019年12月に訪れたこのワデスドンマナーでの、美しいクリスマスデコレーションについてもレッスンでお話しました。
展示用テーブル
ブルーのマカロンタワーをツリーに見立ててパステルカラーのクリスマス
食事用のテーブル
シルバーの羽の形のテーブルディスプレイでアクセントを
コテージパイのサラダ添え
満腹鶏のクリーム煮 ほうれん草添え
チーズとハムと栗を薄くのばした鶏胸肉で巻いて蒸し焼きにしました。
プレートはウイリアム・モリスのデザイン。
ジアンのミルフルールのプレートで華やかに
パンナコッタのイチゴソース掛け リンゴの赤ワイン煮